私は”電子書籍”という言葉がまだ無名だった頃から、本をスキャンして電子データ化していました。
本１冊ですら、とんでもない時間が掛かっていました。
スキャナが高価な２０００年頃
まだパソコンのOSが、Windows98やWindows2000だった頃。
スキャナはそこそこ高価なものでした。
友達と早朝から、電器店オープンセールに並んで、数量限定のスキャナを買った事もありました。（懐かしい）
友達とスキャナの貸し借りをしてた時期もありました。
この頃はフラットベッドスキャナと呼ばれる、平べったいスキャナしかありませんでした。
もちろん片面だけ読み込みです。
昔ですので今と比べても性能が低く、スキャンに時間が掛かりました。
この頃は「持っている本を電子データにしよう」とはあまり考えていませんでした。
というのも。
漫画のスキャンを１冊試してみた所、４時間ぐらい掛かりました。
これで絶望してやめました。
（読み取りエラー、通信エラーとかも起こるんです）
余談ですが、パソコンを買い替えてOSも変わると、
ドライバーの関係でスキャナが使えなくなり、絶望したことを覚えています…
スキャナの種類が増えてきた２００８年頃
２００８年頃。
この頃は
プリンタ＋スキャナ＝複合機
の発売が増えてきていました。
この頃に「持っている本を電子データにしたい」という気持ちが出てきました。
そして職場には、家庭用よりお値段高めの、業務用複合機がありました。
紙面の両面同時読み取りが出来る、スゴイやつです。
私は会社の上司に頼んで、複合機のスキャナを使わせて貰える事になりました。
（勤務時間外である事、業務に支障のないようにする事 を守る）
不要な本を数十冊、数十日に渡りスキャンした結果…
教科書や実用書を電子データにする事が出来ました。
ただこの頃は解像度が荒かったです。
今見てみると、文字もたまに潰れていたりします。
これが私の電子書籍づくりのスタートでした。
まあ今はもう無理でしょう。
データ管理が厳しくなってきている情勢ですし。
USBメモリも使用禁止な企業も多いです。
Scansnapに手を出した、２０１２年頃
２０１２年に、両面読み取りの出来る「FUJITSU ScanSnap S1300」を購入。
これで本や書類などを電子データ化していました。
両面読み取りはとても便利です。
しかし、下位機種なので速度はそんなに早くありません。
１０枚ずつしか連続スキャン出来ないので、本１冊でも結構時間が掛かります。
（それでもフラットスキャナよりは遥かにマシなんですが）
S1300を買うまでは、複合機で１枚ずつスキャンしていました。
この頃でも１冊で３時間近く掛かりました。
本が増えてきて限界だった、２０１９年頃
趣味で集めていた本などが、ダンボール数箱で山積みになっている状態でした…
そこで一念発起で思い立ったのが、
全てを一気に電子データ化すること。
そして、スキャナ・裁断機がレンタル出来ることを知りました。
そして実行！
↓
この機会に、家中のありとあらゆる本・書類・紙を電子データ化しました。
レンタル返却予定日のギリギリまで、家中の紙を探した思い出。
いや～、Scansnapの上位機種はマジ優秀です。
両面高速読み取りで、１冊の本のスキャンが２～３分で終わります。
S1300を所持していましたが、速度が雲泥の差です。
多数の本を取り込むなら、上位機種一択です。
今は種類が色々あって便利
私は今でも「FUJITSU ScanSnap S1300」を使用中です。
というのも、２０１９年のスキャナレンタル以来、紙の本を買わないようにしているからです。
年に１，２冊買う本程度なら、S1300のスキャン能力でも何とかなってます。
大量の本をスキャンしたい場合…
お金を節約したいなら、
①スキャナ＋裁断機レンタルで、手持ちの本を一気に電子化
②下位機種（ScanSnap iX1300など）を購入、今後使用する
③紙の本は出来るだけ購入しない
この様な手順になるかと思います。
今後も紙の本を買い続ける！という方は、
①上位機種（ScanSnap iX1600）を最初から購入しましょう、
・モノカリ(レンタルサービス)
