DVD-RやCD-Rに、写真や大事なデータを保存している人も多いと思います。
光メディアの寿命は10年~100年と言われていますが、信用しないほうが良いです。
光メディアの用途(DVD、CD)
2021年現在はHDD(ハードディスク)保存が主流です。
リビングにあるBDレコーダーなどは、「一度HDDに録画し、保存したければBDに書き出す」という仕組みです。
しかし、「一度見たら録画は消す」という人が殆どです。
つまり実質BDレコーダーではなく、HDDレコーダーになっちゃってるのが現状。
光メディア媒体を最後に使用したのはいつか、覚えていない人も多いのではないでしょうか。
パソコンについても同様です。
データは外付けHDDやSSDに保存するようになりました。
USBメモリもあります。
「DVDにデータを保存する」というのは皆無に近いかも知れません。
では、どんなときにDVD-R・CD-Rを使用するのでしょうか。
万が一に役立つDVD
私の使用用途ですが、
「DVDは写真のバックアップに使う」
です。
それもHDDバックアップで良いのでは?と思われるかも知れません。
それも正しいです。
以下は一例です。
盗難防止のために、外付けHDDに暗号化やパスワードを掛けている人がおられます。
スマホにもロックを掛けますよね。
例えば、自分が急死してしまった。
遺影に故人の写真の画像が欲しい。
しかし現代はデジタル写真全盛期。
写真の現像をする人は少ないです。
そうだ、スマホから画像を! → ロック掛かってて見れない
パソコンから画像を! → パスワード掛かってて開けない
こういったこともありえるわけです。
私はこういった事態も考えて、以下のようにしています。
・全写真データをまとめる(人に見られても良い写真)
・数年に一度、写真のDVDを作り直す
ちなみに写真データは、外付けHDDとDVDの両方にバックアップしています。
ダブルバックアップで安心です。
(更に言うなら暗号圧縮掛けて、クラウドにもアップしています)
写真DVDを、机の引き出しに1枚だけ入れています。
人生何があるかわからないので、用心するに越したことは有りません。
メディアの表面・裏面を見てみよう
今回、記事と整理も兼ねて”写真DVD”の焼き直しをすることにしました。
焼き直すのは6年ぶりです。
…なんかCDラベルが黄ばんでいる…!
他のメディアと並べてみると明らかに黄ばんでます。
幸い、データ面のほうは異常なしでした。
2021年までの写真を別途まとめ、新しいDVD-Rに焼き直しました。
他のバックアップDVDはどうかな、と調べていくと…
メディア裏面に、謎の縦縞模様がビッシリと出ているものが1枚有りました。
メディア自体は読み取れましたが、これも怪しいです。
次回は読み取れないかもしれない。
ちなみに同一環境の同一ケースに入れていたので、なぜ1枚だけこうなったのかは全く原因不明。
こういう原因不明なことは割とよく有ります。
例えば室温がとても高温になって、メディアの品質が変わる可能性もあるわけです。
日光に当たるような場所は論外です。
DVD-R、CD-Rの寿命は10年以上?
・DVD-R、CD-Rの寿命 = 10~100年 (個人で作成したもの)
・DVD、CDの寿命 = 30~100年 (メーカーがプレスしたもの)
と言われてますが、私は信用していません。
これまで十枚以上のDVD-R・CD-Rが読み取れなくなるのを、この目で見てきたからです。
メディアを乱雑に扱ってるのでは?と思われるかも知れませんが、
・DVDライディング中は、他のソフトを一切起動しない
・ライティング後にベリファイを掛ける
・国産メーカーのメディアを使用
・キャリングケースに入れる
・ケースごと暗所(引き出し)にしまっておく
と徹底した管理をしてきました。
メディアを他人より厳重に扱っている、という絶対の自信があります。
しかしそんな中でもメディアが読み取れなくなるのです。
2年ほど前に、録画したDVD・BDメディアの点検をしました。
26枚中、1枚が読み取れませんでした。(焼いたのは5年前)
寿命10~100年とは何だったのか、という感じですね。
HDD保存とDVD保存を併用しよう
私もHDD保存派ですが、写真だけはDVDにも保存しています。
少量だけでもDVD-Rは所持しておいたほうが良いかもしれません。
購入する場合は、国産メーカーを選びましょう。
メディアの寿命に直結します。
最近は、国産メーカーも海外生産に切り替えているところが多いですが…。
評価などを見て購入する物を判断しましょう。
メディアを廃棄するときは注意。
このように傷を入れたり切り込みを入れてから捨てます。
(読み取れないようにする)