タブレットPC「Arrows Tab Q738」に、各OSを入れて動かしたときの備忘録です。Windows11、ChromeOS、Linux系統などいろいろ試しています。
目次
タブレットPC「Arrows Tab Q738」とは?
Fujitsu Arrows Tab Q738/SB
ヤフオクで購入した、とても面白いおもちゃ。
(過去記事を参照)
Fujitsu Arrows Tab Q738/SB
Core i5-7300U 2.60GHz 2.70GHz
RAM 4GB
Windows10 Pro
Windows10のサポートが今年終わります。
そこで、色々なOSをUSBからLive起動し、動作確認を行いました。
↓OSの種類(下3つはLinuxです)
・Windows11 = 無理やりアップグレード。(前回の記事参照)
・ChromeOS Flex = USB Live起動
・Linux Mint = USB Live起動
・Lubuntu = USB Live起動
・Ubuntu = USB Live起動
なお、タブレットのように使いたい為、
物理キーボードは付けない前提で調査しています。
動作確認と、出来ること出来ないこと
Windows11
・メモリ4GBだが、Youtubeなども一応見れる
・特に不具合などは無し
・動作を軽くしたいので、多数のスタートアップ、アプリを消すことになる
・画面タッチでタッチキーボードが現れる
・優秀。最終候補その1。
ChromeOS Flex
・Windowsより動作が軽い
・用途をネットサーフィンや動画視聴に絞れば、かなり良い
・画面タッチでタッチキーボードが現れるが、種類は少ない
・Windows系のアプリは一切使えない
・Wifiも問題なく設定可能
・優秀。最終候補その2。
Linux Mint
・Live USBで起動 → OSがキーボード無しで選択できず、いきなり詰みです
→Linux Mintでは、起動時に30秒待っても自動決定されない
(他のLinuxでは自動決定できる)
→Live起動ではなく、OSを本体にインストールするならこの心配は不要だが…
この後の作業は、一旦物理キーボードでOSを選んでから作業しています。
・日本語設定などをして再起動 → USBからLinux Mintが起動できなくなった。
→原因不明。
・キーボードが使いづらい
→「onboard」を起動しないといけない(自動でキーボードは出ない)
→「onboard」はすでに入っていたが、はっきり言って融通が利かない
(キーボードを画面内で動かすのも一苦労)
・ネット接続はできました
(但し、物理キーボードで設定しました)
Lubuntu
・こちらは30秒後に、Lubuntuに自動決定されます。
・オンスクリーンキーボード自体が出ない
→詰みです。
「onboard」があったとしても、Mintと同じなので割愛
・OSがWifiを検索・認識できていない(ハード関係の相性が悪い?)
→詰みです。
Lubuntuは全然ダメでした。
Ubuntu
・日本語Remixというisoファイルがあるので、最初から日本語
・Live USBから起動時、起動に長時間掛かる
・画面を1度タッチすると、マウスカーソルがしばらく消失する
・Firefoxなどのアプリが起動しないことが頻発する
・タッチキーボードが出た時に、システムがフリーズする確率が非常に高い
→Wifi設定もパスワード入れる画面でフリーズして無理。
(結果的に物理キーボード必須)
→物理キーボードなら問題なし。
ネットをするにも単語入力して検索するので、
タッチキーボード画面でフリーズするので詰みです
う~ん、Linux系は全部、タブレットPCには向かない気がするぞ?
最後に
やはり、
・Windows11
・ChromeOS Flex
この2択となりました。
LinuxはOSが軽くて優秀ですが、
タブレットとして使うとなると、色々問題が出てきました。
「Fujitsu Arrows Tab」をヤフオクで購入している人は大勢居られます。
誰か一人にでも、この情報が参考になれば幸いです。