【AIすごい】プログラム素人でも、Chrome拡張機能が作れてしまった!

Chrome拡張機能を作成するのにハマっています。

シンプルな拡張機能なら、AIと対話をすれば拡張機能が作れてしまいます。

Chrome拡張機能を作るのに必要な物

・パソコン(Windows)

・使用するAIに対応したアカウント

Googleアカウント → Gemini
Microsoftアカウント → Copilot
ChatGPT

3つとも、プログラムを作成してくれます。

私は3つとも使用しております。

賢さは

Gemini > ChatGPT > Copilot

というのが私の感想。

今回はGemini(Google)を用いて作成しました。

ChatGPTはプログラムを作成しているとすぐに使用制限が掛かる為、注意が必要です。
(有料プランなら大丈夫ですが)

あとはファイルの知識。

・フォルダやファイルを作成する
・ファイルの拡張子を表示する
・テキストファイルで作成し、拡張子ごと書き換えてしまう
・テキストファイルで作成し、UTF-8形式で保存する

などの知識が必要です。

ググればやり方は判ります。

どんな拡張機能を作る?

私の場合は、Chromeで「右のタブをすべて閉じる」系統の拡張機能をいつも使っていました。

しかし、マニフェストがV2からV3への変更が必須となり、別の拡張機能を探した経緯があります。

「どうせなら、自分好みの機能を追加して作成してみたい」

と思ったのがきっかけでした。

今回は、

右のタブをすべて閉じる」をメインに、

左のタブをすべて閉じる」「両側のタブをすべて閉じる

の機能を持たせた拡張機能を作ってみます。

拡張機能を作ってみよう

まずはGeminiのページにアクセス。

以下のように提案しました。

次のChrome拡張機能を作ってください

拡張機能の名前は「右タブ閉じる」
バージョン=1.0
manifest=V3
UIは日本語
アイコン=SVG形式で右向きの矢印で作る
アイコンを左クリックすると、今開いているタブの右側のタブをすべて閉じる
アイコンを右クリックしたときのメニューで、「左側のタブをすべて閉じる」という項目を追加
その項目を選択すると、今開いているタブの左側のタブをすべて閉じる

アイコンを右クリックしたときのメニューで、「これ以外のタブをすべて閉じる」という項目を追加
その項目を選択すると、今開いているタブの左側と右側のタブをすべて閉じる

いきなり何を言ってるんだコイツは?

と思われるかも知れませんが。

ある程度作成を経験すると、AIに聞き返される内容があらかじめ解ってきます

なので「バージョン、manifest=V3、UIは日本語」などは、

毎回唱えるおまじないのような物だと思ってください。

(後述しますが、「”description”、”default_title”は日本語を使わない」も加えたい)

アイコンはPNG形式の画像か、SVG方式の描画で作った物のどちらかです。

最初は作らないで、後から付け足してもOKです。
(場合によっては作れと言われます)

(実際、こう書いていますがアイコンはうまく作れてませんでした)

すると、以下のように返ってきました。

フォルダ構成です。

「タブを閉じるだけ」というシンプルな機能なので、ファイル構成も少なめです。

普通は5ファイルぐらいあります。

こんな風に、プログラムを書いてくれます。

ここでプログラムを書き写す方法ですが、

①拡張機能をまとめるフォルダを作る。
(例:「CloseR」フォルダ)

②「CloseR」フォルダ内に、新規テキストファイルを3個作る。

③「icon.svg」「manifest.json」「service-worker.js」に、拡張子ごと書き換える

④テキストエディタなどで開いて、コードを貼り付ける
(コードは先程のAI回答のプログラムの右上のボタン□からコピーできます)

コピーペーストで、プログラム一式ができました。

なお、一部の保存形式に注意する必要があります。

「manifest.json」ファイルは、UTF-8形式で保存する必要あり。

↑メモ帳の場合

↑サクラエディタの場合

完成したら、GoogleChromeの拡張機能のページを開きます。

そこに、フォルダごとドーンと突っ込みます。

エラーがある場合、以下のように返ってきます。

エラーが出たら、AIにこの質問をそのまま貼り付けてやれば、何かしら改良して返ってきます。

修正されたコードを再度コピペして上書きし、エラーを消していきます。

この繰り返しのエラー潰しが、一番根気のいる作業です。

なお、エラー内容は

「”description”、”default_title”に日本語が使われている」

のが原因でした。

これ、今回紹介した3つのAI全てで起こるエラーなんです…。

なのでプログラム作成時は、

“description”、”default_title”は日本語を使わない

という文章を初めから付け足したほうが良いです。

(今回はエラー画面の例を示す為に、ワザと抜きました)

エラー0になれば、拡張機能のページに、作成した拡張機能が表示されます。

Chromeの拡張機能で、ボタンを固定すれば常に表示されます。

実際に使用してみた

完成した拡張機能を使用してみます。

3つのタブを開き、真ん中をアクティブにしています。

アイコンを左クリックすると、右のタブが閉じました。

成功です!

アイコンを右クリックすると、2つの機能がちゃんとあります。

再度3つのタブで真ん中をアクティブにして、

「左側のタブをすべて閉じる」を押すと、左のタブが閉じました!

こちらも成功です。

同様に準備して、

「これ以外のタブをすべて閉じる」を押すと、両サイドのタブが閉じました!

これで全部成功です。

便利な拡張機能を作ってみよう!

今回は実例を交えつつ、AIでの拡張機能の作り方を紹介しました。

プログラムの中身の意味は、私もよく解っていません(汗)

少し難しいかも知れませんが、

使いこなせば、自分の欲しい機能を叶えられる可能性があります。

皆さんも少し試してみてはいかがでしょうか…?