すでにご存知の通り、AI需要でパソコンのメモリの値上がりが激ヤバです。
50%UPとかじゃないですよ? 400%UPとかです。
なんでメモリが高騰した?

・AI向け超高性能メモリ(HBM)への生産シフト
利益率が高いAIサーバー用メモリの生産を優先し、PC用メモリの製造ラインが削られている為。
・データセンターによる爆発的な買い占め
OpenAIなどの巨大IT企業が、AI学習のために世界の供給量の数割に及ぶメモリを先行契約で確保した為。
・製造リソースの「共食い」
AI用の積層メモリ(HBM)は通常の3倍の材料を消費するため、物理的に一般向けメモリの供給可能量が減っている為。
・主要メーカーによる供給制限
Samsung等の大手3社が在庫調整や利益重視の戦略をとり、旧規格(DDR4)などの生産を大幅に削減している為。
・日本特有の要因(円安)
世界的な価格上昇に加え、歴史的な円安が重なったことで国内の販売価格が2〜3倍に跳ね上がっている為。
まとめるとこんな感じです。
そして値上がり幅がヤバい。
数十年パソコンを触ってきましたが、こんな事態は初めてです。
Amazonの上位の価格をまとめてみた

Amazonランキング(25/12/27)の価格を、12位までまとめました。
Amazonランキングは80位まで見られますが、
上位だけでなく80位付近まで殆どのメモリが売り切れています。
そして価格。
過去価格=1年以内の安定していた頃の価格です。
64GBのメモリは、価格が3倍以上になってますね…。
殆どが売り切れ。買えたとしても3.5倍。
5倍以上の価格になったメモリもあります。
私の直近で購入したメモリですが、
2年前に購入したDDR4のメモリが、今見ると値段が5倍になっていました。
さらに今年、DDR3のメモリを購入。
DDR3は現行機では使用しないのですが、価格が2.5倍になっていました。
DDR3メモリの確保が有用?

DDR3メモリは、インテル第5世代~第6世代あたりまで使われていました。
つまり、Windows11に対応していないマザーボード用のメモリとなります
(Win11の必要条件=第8世代以降)
その為、DDR4やDDR5のメモリよりはかなり安価です。
Windows11は、裏技的な方法で古いPCにも入れることが出来ます。
もしも古いながらも優秀なパソコンを持っているなら、一度試してみるのも1つの手段です。
第7世代以前の中古PCは、Windows11非対応の為、若干安価で出品されています。
パソコンの知識がある程度ある人ならば、中古のノートPCを買って延命するというのもアリかも知れません。
私のノートPCも第4世代ですが、Windows11を入れるか検討中です。
(その為に、メモリを買って16GBにしてあります)
↑DDR3メモリなので注意。
