時代遅れになってしまった感のあるメモアプリ【Evernote】。
私もサービス開始当初から使用していました。
今回ついに、アカウントを削除することを決心したので、Evernoteの中身を他のメモ/クラウドアプリに引っ越ししてみました。
目次
Evernoteとは?
Evernoteで出来ること
「なんでも保存できる」「ちょっとした用事にクリップして使える」
と、サービス開始時に話題になったアプリ【Evernote】。
パソコンやスマホなどで使用できる、クラウドで何でもメモ出来てしまうアプリです。
以下のような使い道があります。
①ちょっとしたメモを保存する
(テキストデータ)
②ちょっとした覚えておくことを写真で取り込む
(例:駐車場のナンバーを、写真メモとして撮影しておく)
③WEBページを丸ごと保存する
(少し型崩れするが、大体のレイアウトごと丸々残せる)
④パスワード帳を入れておく
(ノートの文書の一部に、更にパスワードを設定できるのでセキュリティが強固)
⑤画像内やPDF内の文書を検索できる
他にも多数の使い道があります。
私が特に重宝していた用途が、
「③WEBページ丸ごと保存」「⑤パスワード管理」
です。
WEBページは、サイトの管理人がページ削除やサイトの閉鎖を行うと、二度と見られなくなります。
いつまでも保存しておきたいような記事を、ページ丸ごと保存していました。
パスワード管理は、Excelなどで作成したパスワード帳の一部を、テキストファイルで書き出して保存していました。
これで外出先で急遽、IDやパスワードを使用する機会があっても困りません。
実際に役に立ったことも何度かありました。
文書をさらに別のパスワードでロック出来るので、すごく便利でした。
工夫次第で色々出来てしまう、そんな素晴らしいアプリでした。
…当初は。
不満が出てきた
スタートは順調だったEvernoteですが、時代が進むに連れて、他社との機能の差が目立ってきました。
・容量がとても少ない
(月60MBまで)
容量の少なさが致命的です。
サービス開始当初はまだ、高速インターネットの発展途上中だったので気になりませんでしたが。
Free版はいつまで経ってもこの容量です。
有料版の一番安いプランでも、月1GBです。
完全に時代に取り残されています。
・パソコン版のパスワードロックは、パソコンで専用アプリのインストールが必要
これも意味わからん。
先程重宝していると書いた「⑤パスワードのロック」ですが、
WEB上のEvernoteページではこの機能が使えません。
わざわざ「Evernote for Windows」をPCにインストールする必要があります。
これが昔から嫌でした。
パスワード帳をロックする為だけに、ソフトをダウンロードしてインストールしていました。
WEB上で使える気軽なアプリのはずなのに…
改悪が始まった
さらに改悪が始まります。
Evernote Free のユーザは、Evernote アプリを最大 2 台の端末でご利用いただけます。端末数制限は以下の Evernote アプリに適用されます。
Evernote for Mac
Evernote for Windows
Evernote for iOS
Evernote for Android
Evernote Web
急に、使用台数の制限が始まったのです。
この台数制限で、ユーザーが大量に離脱したようです。
2台って、今の時代では少なすぎる。
私はPC1台、タブレット1台、スマホ2台でアプリを入れていました。
改悪でこのうちの2台しか使えなくなりました。
仕方なくアプリを消す
↓
使用頻度が激減する
↓
Evernoteをだんだん使わなくなる
の悪循環でした。
今はメモ・写真の管理アプリは代替の物があります。
画像内やPDF内の文書を検索も、Googleレンズなどで出来てしまいます。
私はEvernote用の有料アプリを複数購入している程、熱心に使用してきました。
しかしさすがに不満点が爆発。
ここ2~3年の間にアカウントを消すべきか、すごく悩みました。
せめて容量は、時代に合わせて何とかすべき。
Evernoteの中身を引っ越す!
求める条件
ここからが本題。
Evernoteの文書の移動先を考えます。
この移動先の選定が難しく、2~3年考えてました。
私の求める条件として、
・新たなアカウントは作らない
(=新規のベンチャー企業系のツールを使わない)
・出来るだけシンプル、わかりやすい
というルールで探していました。
つまり、既存の所持しているアカウント内でどうにかしたい。
しかし完全に代替させるのは難しいです。
全てを満たす物は無い、と移動を諦めてましたが…
先日思い浮かんだのが、
「移動先はバラけても良くない?」
「保存したいWEBページはPDF印刷で保存すれば良くない?」
という事。
1つのサービスのみで、Evernoteの写真やメモやWEBページを混在させて保管することは不可能ですが、これなら行けそう!
代替サービス案
・OneNote (マイクロソフト)
・GoogleKeep (Google)
・Googleドライブ (Google)
・Googleフォト (Google)
・DropBox (DropBox)
・Dropbox Paper (DropBox)
有名な所で、私が考えていた移行先です。
全てアカウント所持していますので。
過去に検討して諦めていたのですが、先程の思い浮かんだ案で再トライ。
先に断念した物を書いておきます。
OneNote → WEBページ記憶のレイアウトがぐちゃぐちゃ、ツールとして使いにくい
Dropbox Paper → WEBページ記憶はそこそこ、PDF保存案を思いついたので断念
ちょっとしたメモ → GoogleKeep
これは元々使用していたので問題なし。
GoogleKeepはもうすでに使いまくりです。
Evernoteを使わなくなった要因の1つ。
ちょっとしたメモに最適です。
例えば病院に行く際に、現在飲んでいる薬を記入させられる場合があります。
私はGoogleKeepに、飲んでいる薬を全てメモしてあります。
これでパッと記入が可能。
実際に何度も役に立ってます。
あとはちょっとした料理レシピのメモや、調味料の配分などもメモってます。
ここに、Evernoteのメモ群をお引越しさせました。
移動させた内容をいくつか挙げてみます。
・カラオケ歌リスト
(=カラオケで歌う曲を迷わないように、持ってる音楽ファイル名を全てメモしてある)
・外泊時の持ち物リスト
(=急な外泊でも困らないようにメモ)
ちょっとした写真や画像のメモ → GoogleKeep、Googleフォト
基本的に撮影した写真は、Googleフォト管理です。
勝手にGoogleアカウント内で同期してくれるので、PCでも見れて便利。
これもEvernoteでメモする必要がなくなった要因です。
このうちの一部はGoogleKeepでも管理しています。
(車両のナンバープレートの画像など)
Evernoteの画像は、引越ししませんでした。
理由は次で。
WEBページ 文書+画像など → PDFにしてDropBoxへ
先述のように、保存していたWEBページはすべてPDF形式で丸ごと保存しました。
さらに、Evernoteに保存していた一部の実用的な画像もこちらに移動。
そしてフォルダに突っ込んで、DropBoxで管理することとしました。
(私はファイル系はDropBoxをメイン使用しているので)
これなら必要な情報を引き出しやすいです。
PDFはレイアウトもほぼそのまま。
URLをクリックすれば、該当WEBページにも飛んでくれます。
PDF形式なら、DropBoxからスマホに事前に保存できます。
保存しておけば、オフラインでも見られるので便利。
電波の悪い建物などで効果を発揮します。
私はDropBoxでしたが、Googleドライブでも同等のことが出来るはずです。
パスワード帳 → Googleドライブ
パスワードのメモはGoogleドライブに置くことにしました。
危ないと思われるかもしれませんが…
私は以下のようにメモしています。
・メールアドレスの数桁だけ記載(文字数半分以下)
・パスワードの数桁だけ記載(文字数半分以下)
・銀行系などの大事な情報はそもそも載せない
要するに、他人が見てもさっぱりな文字数と文字列です。
自分だけわかるようなメモ。
私は意味不明な文字列パスワード15桁とかなので、これを4文字から判断するのは無理でしょう。
これをセキュリティの強固なGoogleに置いておくので、問題ないと判断しました。
他に、パスワードを掛けたExcelファイルで保存する案もあります。
これをスマホ用MicrosoftExcelで読む。
しかし、実はExcelのパスワードは破る方法があります。
ネット上にいくらでも転がっているので、無意味だと判断しました。
ちなみにGoogleスプレッドシートは、パスワード付きファイルには対応出来ないようです。
やっと移動できた!
というわけで、2~3年くすぶっていた問題を解消できました。
皆さんもメモアプリなどを移動・統合させて、アカウントを減らしてみてください。
Evernoteのアカウントの削除方法は、長くなったので別記事にします。
↓IDとパスワードは、表計算ソフトで管理するのがおすすめです!