映像機器・ゲーム機などに、今や欠かせないHDMIケーブル。
ふとケーブルの寿命が気になり、調べてみました。
HDMIケーブルの”物理的な”寿命は?
HDMIケーブルの寿命=データが少なすぎて不明
おっと、ページを閉じないで。
これは”物理的な”寿命の話です。
検索してみたところ、
「5年」というデータ1件をGoogleAI による概要が示してくるのですが…
https://www.ratocsystems.com/products/audio_visual/matrix/matrix4k/rshdsw42a4k/
本製品に添付しているACアダプターは有寿命部品です。
(中略)有寿命部品の交換時期の目安は、使用頻度や使用環境等により異なりますが、1日約8時間のご使用で約5年です。
…これ、HDMIセレクタのACアダプターの寿命が5年やん!
というわけで、HDMIケーブルの寿命のデータは0件でした。
HDMIケーブルの故障の主な原因は、
・断線
・HDMIコネクタの接触不良、物理的損壊
が多いです。
基本的に、
・映像がおかしい、コマ送りになる
・映像や音声にノイズが交じる
・ケーブルを挿しても反応しない
などの症状が出たら、買い替えるべきでしょう。
但しノイズ問題は、モニターと接続機器の相性問題が原因の場合があります。
参考記事:プレステ3でゲーム中に、ノイズで画面が乱れる事がある。解決法は?
HDMIケーブルの”規格”の寿命は?
HDMIの規格ですが、数年ごとに進歩しています。
HDMI 1.0/1.1 : 2002年~2004年
HDMI 1.2/1.2a : 2005年
HDMI 1.3 : 2006年
HDMI 1.4 : 2009年
HDMI 2.0 : 2013年
HDMI 2.1 : 2017年
google検索すると、
「HDMIケーブルの主流はHDMI 1.4」
というのを見かけますが、この情報は古いです
今後買うなら、HDMI 2.0 以上を必ず買ってください。
HDMI 1.4 の4kのリフレッシュレート=30Hz
HDMI 2.0 の4kのリフレッシュレート=60Hz
特にゲーミングPCや、PS5などの次世代ゲーム機において、
30Hzは致命的です。
HDMI 1.4はもう15年前の規格です。
…が、未だに結構な数が販売されています。
特にメルカリなどのフリマでは、1.4をよく見かけます。
購入する場合は2.0以上を選んでください。
(無理な買い替えは不要です。今後買い足す場合は2.0以上にしましょう)
このように、HDMIケーブルは物理的には寿命が長いとしても、
規格的な寿命があります。
HDMI 1.0(2002年) →HDMI 1.4(2009年)
HDMI 1.4(2009年) →HDMI 2.0(2013年)
と考えると、大体4~7年周期ぐらいで新しい規格になっていくのかな?という感じです。
HDMI 1.4未満の古すぎるケーブルは、買い替えを検討しましょう。
1.4は最低ラインでまだセーフ?
Amazonベーシックでは2.0準拠対応でした。
余談ですが、Wikiによると、
製品にバージョン表記することを公式に禁じられているらしいです。
(パッケージに記載するのはOK)
謎。