卒業アルバムの電子ファイル化を行うのが、ずっと困難でした。
今回、ダイソーのマルチコピー機を使ってついに電子データ化に成功しました。
「卒業アルバムの電子ファイル化をする方法」でかなり迷った
①自分で複合機プリンタ・スキャナを買ってスキャンする
②コンビニのマルチコピー機でスキャンする
③卒業アルバムのスキャン専門業者に頼む
④A3サイズを超えるスキャンを１ページずつ業者にスキャンしてもらう
⑤A3サイズを超えるスキャナをレンタルする
⑥スマホで撮影する
とまあ、調べた結果いろいろ有るんですわ～。
問題はお金ですね。
掛かる金額がもう高くて高くて…
実は１年前にも一度検討したのですが、価格が予想外に高くて頓挫したという経緯があります。
まず確認しておきたいのが、卒業アルバムの１ページのサイズです。
私の場合、見開きでA3、個別ページだとA4…だと思ってました。
実際に測ってみると…違いました。
私の卒業アルバムは、個別ページA4＋横１ｃｍ程度だったのです。
つまり、見開きでA3+２ｃｍになります。
これは大きな誤算でした。
つまり、コンビニのマルチコピー機のスキャンはA3サイズなので、全部スキャンできないことになります。
横が２ｃｍ途切れます。
これで②コンビニのマルチコピー機でスキャンするが消えました。
さらに①自分で複合機プリンタ・スキャナを買ってスキャンするも消えました。
A3スキャナ、調べてみると安いやつでも４万円します…
③卒業アルバムのスキャン専門業者に頼むには期待していたのですが…
一番安価でも５０００円以上。
一番安いとされている店で見積もりを立ててみました。
解像度を上げるなどのオプションを追加すると…
１万円軽く超えてる～！
③も無しかな～と考えました。
更に送料なども掛かります。
安いとは何だったのか。
④A3サイズを超えるスキャンを１ページずつ業者にスキャンしてもらう
A2サイズのスキャンを調べてみました。
こちらも①ページあたり７００円～とかかります。
さらに基本料金と送料も掛かります。
計算すると、１万円超えました。
だめだこりゃ。
⑤A3サイズを超えるスキャナをレンタルする
A2サイズのスキャナのレンタルは…
月額３００００円～
論外。
⑥スマホで撮影する
これは最初に試した方法なのですが…ダメでした。
何度も何度も色々な方法を試しました。
Google Lenz、Microsoft Lens、Adobe Scan、その他の多数のカメラアプリ…
試したのですが、
・光や陰が入る
・解像度がどうしても低くなってしまう
→小さな被写体だと顔が潰れてモザイクアートになる
ということで最終的に断念しました…
ここの試行錯誤で3ヶ月迷いました。
最終的に決めたのは…
まず妥協できる所は妥協することにしました。
２ｃｍのスキャンできない部分を諦める、という所です。
卒業アルバムを吟味し、１ページずつ確認。
２ｃｍカットされたとしても深刻な影響は無いと判断しました。
これで、A3スキャナさえあればOKという事になります。
そして①～⑤で一番安い方法を考えた所…
②コンビニのマルチコピー機でスキャンする
を採用することに決めました。
１ページずつ解体して個別ページの「A4+1cmを１枚ずつスキャンする」という手段もあったのですが…
実際に確認すると、見開きにまたがっている写真が何ページも存在しました。
もし解体すれば、明らかにその部分だけ不自然になってしまうので、解体は避けたかったです。
結果、「A3でスキャンして左２cmは諦める」という決断をしました。
まだ続きます。
卒業アルバムの中にも、どうでも良いページが存在します。
・表紙
・見開きで校歌だけ載ってるページ
・完全に無関係の見開きページ
・どうでも良い３年間の日本の出来事が載ってるページ
などです。
これらのページは低解像度でも良いと考え、スマホで撮影することにしました。
画像補正はスマホアプリの”Adobe Scan”を用いました。
つまり、卒業アルバムは
②コンビニのマルチコピー機でスキャンする
⑥スマホで撮影する
の合わせ技になります。
ダイソーのマルチコピー機でテストを行った
私はマルチコピー機を使用したことが一度もありません。
また、コピー機の解像度もコンビニによって異なるようです。
そこで、近くの店舗で見開き１ページだけスキャンのテストを行うことにしました。
その経緯で、ダイソーのマルチコピー機でもスキャン機能が有ることを知ります。
・スキャナの解像度が知りたい
・まずは１枚だけスキャン
しっかりスキャン出来ているか（後で家で確認する）
・ページが途切れていないか
・明るさや色味は大丈夫か
これらを確認するのを目的としました。
そして、ダイソーのマルチコピー機でスキャン！
ダイソーのマルチコピー機の使い方や解像度などの詳細は、以下の記事に詳しく書いています！
事前準備なども書いてあるのでぜひ読んでみてください！
さあ、１枚だけスキャンしました。
家に帰って画像の確認。
・画像はきれいにスキャン出来ているのか？
・このままマルチコピー機でスキャンするか？
を判断します。
マルチコピー機で実施することにしました → 本番
画像を見た結果、解像度は問題ありませんでした。
左２ｃｍが見切れますが、まあ仕方ないです。
このまま本番を行うこととしました。
さて本番です。
今回スキャンテストした１枚を除く、見開き１４回をスキャンすることになりました。
なお、先述の”低解像度でも良いページ”は、スマホでスキャンしました。
そして別日。
ダイソーのマルチコピー機で、１４回スキャンしました。
１回３０円なので、テスト含め合計４５０円でした！
スキャナや業者に頼ると、数千円～数万円掛かる所をここまで費用を抑えられたのはスゴイです！
我ながら「良い作戦だったな」と褒めてあげたい。
もし全ページをスキャンしていたらもっと掛かったはずですが、一部のページをスマホ撮影で妥協したのも大きいです。
最後に
以上、卒業アルバムを電子データ化した記録でした。
卒業アルバムは解体してシュレッダーに掛けて廃棄します。
電子データは
・外付けHDDへのバックアップ
・パスワード圧縮をかけて、クラウドへバックアップ
のダブルバックアップで安心です。
捨て活の中でも、今までで一番迷って時間を掛けて解決した物となりました。
非常にスッキリです。
やっぱり思い出の品の処分は難しいですね。
アルバムがA4サイズ以下だったりする人は、家庭用の複合機プリンタで十分です。
複合機だと、免許証のコピーや年賀状の印刷など、多用途に渡って活躍できるので、一台持っておいて損は無いですね。
最近は、「卒業アルバム」ならぬ「卒業DVD」を配布する学校もあるとか…？