本の自炊に重要なのが裁断。
数冊の本ならば、手元にあるものだけでどうにかしたいところ。
今回はホームセンターコーナンでロータリーカッターを購入し、裁断してみました。
目次
商品情報
参考としてAmazonのリンクを載せておきます。
送料が掛かるので、可能であればコーナン実店舗での購入がベスト。
のちに比較対象となる、人気のロータリーカッターもペタリ。
値段差にすると実に3.5倍の開きがあります。
まず購入を検討する前に
自炊する予定の本は何冊でしょうか?
100冊以上あるなら、迷わずレンタルで裁断機・スキャナを借りることを強くオススメします。
私は以前、Rentioにて裁断機・スキャナをレンタルし、200冊以上の本を自炊して電子書籍化しました。
以下の記事に詳しく書いてあります。
パワーのある裁断機と高速スキャナの組合せの速度は、1冊1冊カットする手間などを考えると比較にならないほど早いです。
3倍? 5倍?
いいえ、20倍以上速度アップします。
今回の記事は、少数の本を裁断する内容だと思ってください。
開封
ロータリーカッターとは
丸い刃で回転しながらカットしていくカッターです。
ローラーカッターとも呼ばれています。
お裁縫の布から紙のカットまで、幅広い用途があります。
刃を押さえつけて切る感じです。
外観と説明
開封前の写真。
説明書きは大きく掲載します。(説明部分なので)
LFX-20-154という型番です。
替えの刃はLFX-20-155という型番です。
しかし、替えの刃の値段が、ほぼ本体の価格と同じだったりします…
開封してみましたが…
えっ…
なんか色々すごい汚れてるー!
新品ですよこれ?
一番マシなやつを選んできたつもりですが…
握ったら手が黒くなりました。うーむ。
品質管理しっかりしてほしいですね。
刃を出したところ。
5~6mmぐらい刃が出ます。
しかしこの写真でも汚れてるな…
本をカットしてみました
1冊目は失敗しました
早速、本の裁断です。
本当は軍手をするとか、金属製の物差しを使うとか、マットを敷くとか色々あるんですが、めんどくさいのでカットしました。
(本当はやったほうが良いです)
下はちゃんとダンボールを4重ぐらい敷いてます。
結果…
ガタガタになっちゃった…
1冊まるごとをそのまま一発でカットしようとしたからなあ…
段々とズレが出てきた模様。
切り屑もすごい(実際はこの5倍以上)
2冊目は手順を追加しました
このままではマズイと思い、2冊目から手順を追加しました。
本をあらかじめ何分割かしておき、ブロックごとに正確に切ることにしました。
まずは本の表紙を剥がします。
慎重に慎重に…
剥がし終わったら、何分割するか決めます。
今回は3分割することに。
分割箇所を普通のカッターで分離します。
こんな風に分割できます。
3分割出来ました。
ここからはロータリーカッターの出番。
先程の轍を踏まないように、慎重にカットしていきます。
今回はキレイにカットできました。
やはり分割したほうが良さげですね。
3つ全てカット。
なんか太さが違います…
が、スキャンすれば気にならなくなる(はず)ので気にしない!
1冊にまとめたところ。
断面は1冊目と違ってキレイです。
あとはスキャナでひたすら取り込んで、PDF化して終了です。
私は低速ながらScansnapを持っているのでそこそこ楽できますが、普通のスキャナしか持っていない人は1ページずつのスキャンになるので、ここからも苦行です。
高いロータリーカッターと比較するとどうなの?
先程例で挙げた比較用のロータリーカッター。
本の自炊をする人の殆どがこのカッターを使用しています。
評価もかなり良いです。
Googleで「ロータリーカッター」と検索すると1番目に来るほどです。
ネットで購入する場合は、迷わずこれで良いと思います。
注意したいのが、刃が大きな「LL型 136B」を選ぶこと。
たまに刃の小さなものを買って失敗する人がいるようです。
対して、私の購入したコーナンのカッター。
今の所切れないことは無いですが、今度切れ味がどうなるかわかりません。
オルファのカッターは多数のレビューがありますので、参考にして戴ければと。
あとは品質の問題ですね…
正直あの汚れ方は「無いなー」と感じました。
買う時に返品や一度開封などがされてないことは、チェックしてから購入したつもりでしたが。
ただ、お試しでやるには良いと思います。
何せ値段が全然違いますので。
そしてカットしてみて、「これは手間が掛かるな~」と感じたら、スキャナと裁断機のレンタルを検討してみましょう。
最後に
私は一度巨大な裁断機をレンタルしているので、客観的な評価ができました。
「とにかく家中の本を何とかしたい!」というレベルの規模なら、間違いなくレンタルがオススメです。
今回の私の場合は、家中の本が無くなった後に購入した、数冊の本に対してのアプローチです。
あとは手順です。
一気に切るのは辞めたほうが良いですね!
数ブロックに分けて切ると、仕上がりがキレイでした。
…これもレンタル裁断機だと一発でドーンと切って終わりだったんです。
でも裁断機ってお高いし、場所も取りますからね…
最後に各リンクを貼っておきます。