1年半に渡る、長期的な実験をしてみました。
プリンターのインクを乾燥させずに保管しておく方法です。
インクを保管する方法
AIに聞くと、上記の動画を紹介されました。
私は実際には、以下のサイトの記事を見て実施しました。
インクカートリッジの保管方法(HP DesignJet T520 / T530 / T120 / T130 / T730 / T830 / T250 / T650 / Studio)
https://jp.ext.hp.com/v-ivr/printer_comm/ink-printhead/faq/06/
これが1年半前(2024年6月頃)の出来事。
「インクと湿らせた脱脂綿をチャック袋に入れて、密封する」
確かに、乾燥するとカートリッジのノズル付近のインクが固まってしまいます。
それを回避する為、常に袋の中を湿度の高い状態にしておく訳です。
チャック袋だと、袋の中の湿度を保てます。
私の場合、年賀状以外にプリンターを使うのは稀なので、
使用頻度が低くなり放置期間が長いです。
とにかくインクカートリッジの値段の高さは死活問題なので、
インクが固まらないように実施してみました。
ちなみに冒頭に載せた動画では、「EPSONのカートリッジには使用しないで」と言っていました。
10年前の動画なのですが、
動画内でのEPSONのインクは独立型でした。(カートリッジ無し)
一方、今回のCanonのインクは一体型です。(インク+カートリッジ合体)
今回の方法はカートリッジのインク詰まりを防ぐ方法なので、
「独立型では意味がない」という事なのかも知れません。
一方、私の見た記事ではHPの独立型インクで密封してました。
おそらくですが、どちらでも実施して良さそうです。
インクの乾燥を防ぐのは理にかなっています。
実際に行った方法

こちらはCanon純正のインクカートリッジ。
インク購入時のケースも取ってありました。
今回はこのケースを使用します。
カートリッジの下には、小さく切ったサランラップを敷いてあります。

湿らせた物の用意。
私は試行錯誤した結果、
数cmに切ったスポンジを水でいっぱいに湿らせ、
赤ちゃんのおしり拭きで優しく包む
という結論に達しました。
アルコールのウェットティッシュだと揮発しやすいので、
殆どが水分の「赤ちゃんのおしり拭き」にしました。

こんな感じです。

これらをチャック袋に入れて、完全に密封します。

カラー、黒の2カートリッジを密封。
別々に分けましょう。
中の空気は出来るだけ抜いておきます。
このあとは、暗所で放置です。
(常温で保存)
約3ヶ月毎に、水分が残っているかチェックしていました。
チェックの結果、殆どの水分は残っていました。
つまり、ある程度の湿度が保たれています。
もし水分が少なくなってきたと感じたら、スポンジを再度濡らしてあげましょう。
最終的に、【2024年6月~2025年12月】の1年半でテスト。
2024年12月に年賀状印刷 →問題なし
2025年12月に年賀状印刷 →問題なし
という感じでした。
もちろん、ノズルは乾燥していません。
つまり「インクも固まっていない」と推定できます。
カートリッジのヘッド調整など無しで、いきなり印刷出来たので、
効果は出ているのかな…?
インクの乾燥は防げている事は確かです。
ちなみに、エプソンやキヤノンなどの主要メーカー各社は、
「開封後6カ月以内」に使い切ることを推奨しています。
私は1年半大丈夫でした。
これが正しい方法なのかはわかりませんが、
「とりあえず私はこうなりました」
という報告です。
真似して実施する場合は、自己責任でお願いします。
2025年12月で最新のCanonプリンタを貼っておきます。
インクの型番を間違えないように注意してください。
