サイトの記事やメルカリ出品の為に、非常に多く写真撮影をするようになりました。
被写体をキレイに映すためには、光源や光量などの”光”がとても重要な要素です。
今回は光を反射する「レフ板」を、家にある物だけで作ってみました。
目次
レフ板を作成するに当たって
レフ板(レフばん、英: board reflector)は、撮影の被写体に光を反射させる板。乱反射鏡の一種である。主に写真、映画、テレビの撮影で用いられる。
(Wikiより)
白色や銀色の反射板を作成します。
撮影ボックスに入らない物を撮影する時、光源が別途用意できません。
何とか明るくしたかったのです。
今回作成した動機です。
ググってみると、100均の材料だけでも作成できる模様。
しかも簡単な部類。
家にある材料だけで作成出来そうなので、追加購入せずに作成してみました!
撮影ボックスについて
過去に100円ショップの商品のみで撮影ボックスを作成しています。
さらに2020年に、強力な光源を追加しました。
NEEWER CN-160 LED ビデオライト
上記記事にも書いておりますが劇的に明るくなりました。
上に乗せて光源としています。
2021年現在も、殆どの写真はこの中で撮影しています。
※但しこのLEDライト、電池を装着していると電源OFFでも電池を消耗していきます…。
毎回撮影後に必ず電池を1本外して、電流が流れないようにする必要があります。
この撮影ボックスに入らない物を、別の場所でレフ板で明るく撮影したい
というのが今回の目的です。
ダンボールとアルミホイルで作成!
①材料を用意する
A4より少し小さなダンボールを2枚用意しました。
2枚なのは折りたたんで収納する為&自立させる為です。
結論から言うと、小さく作ったのは失敗でした。
皆さんが作る際は、出来るだけ大きな物を作成してください!
(A4以上の大きさは欲しいです)
アルミホイル、のり、ガムテープ(写真ではOPPテープ)を用意します。
②アルミホイルを貼り付ける
ダンボール片より少し大きめに、アルミホイルをカット。
そしてアルミホイルを軽く丸めます。
軽くです!!ふわっと!!
でないと、広げる時にどんなに気を付けていても高確率で破けます。
(2敗)
アルミホイルを広げ、のりでダンボールに貼り付けます。
小さい頃の工作を思い出して、ちょっと楽しい。
裏面はガムテープなどで四隅が剥がれないように補強します。
これで完成です。
2枚同時に作業すると良いでしょう。
さらに小さい版も作ってみました。
(後で後悔する)
③2枚を合体させる
5mmほど隙間を開けて、数箇所ガムテープで止めます。
わかりやすいように、ここだけ布テープを貼りました。
頑丈な布テープを貼ったほうが、耐久性が良いかも。
折り畳めるようになりました。
これで完成です。
自立します。
立てている床が、光の反射で若干明るく見えます。
大小並べて立ててみました。
やはり床が少し明るく見えます。
実際に使用して、明るさを検証してみた
①自作撮影ボックス内
A.レフ板なし
B.レフ板あり
正直言って、全く差が判らないという結果になりました。
理由ですが…
自作撮影ボックス内では、先述のように真上から強烈な光を当てています。
真上以外の影がほぼ消えるレベルです。
レフ板も真上から光が当たると、光に対して垂直になるので反射しません。
つまり、撮影ボックス内ではレフ板は役に立ちません。
②電灯の明かりのみで撮影
A.レフ板なし
B.レフ板あり
こちらは”B.レフ板あり”の右上が光ってるのが判ります。
というのも、右上にレフ板を置いたからです。(電灯から反射する向き)
とはいえ、対象物全体に対して光を反射しているわけではありません。
要は、光を反射する面積が足りていないわけです。
ここで、レフ板を少し小さく作ってしまった事がミスだと気づきました。
小さいレフ板は失敗です。
小さいレフ板はもっとダメです。
小さいと、必然的に対象物に近づけないと光の反射が届きません。
そして近づけすぎると、撮影範囲内にレフ板が見切れてしまいます。
写真でも右上に見切れていますね。
大きいのを作らないとダメですね、これは。
③白い背景+電灯の明かり
A.レフ板なし
B.レフ板あり
こちらも右上が光っていますが…
白背景だと、黒い物体はカメラの自動補正で結構キレイに写るんです。
なのでレフ板が無くても、そこそこキレイに撮影できます。
最近のスマホのカメラは結構高機能です。
特に背景と色の差が大きいと、かなり補正してくれます。
場面的に、レフ板は無くても良かったパターンになっちゃったのかな~。
まあこれも実際に撮影するまでわからないですが。
光源や距離・高さ、撮影物などは個人でバラバラですので。
総評
・一片がA4より大きいレフ板を作るべき
・強烈な光源がある場合は不要かも
・個人の撮影環境により、要不要はバラバラ
・作成自体は簡単!
2つ作成しましたが、小さい方は完全に不要でした。
出来るだけ大きな方が良いです。
また、アルミホイルの銀背景としましたが、白背景を好んで作成する方も居る模様です。
どちらにしろ、作成自体は簡単な部類です。
作成したレフ板は、スポット的に使用してみる予定です。
なんだかんだで、自作の撮影ボックスにはお世話になっています。
もう何百回ここで撮影したか解りません。
始めは100均のLEDライトを使用していたのですが、
強力な光源を購入すると世界が変わりました。
「自作したけどもっと明るく撮影したい…」という場合には購入を検討してみてはいかがでしょうか。
自作撮影ボックス用にライトを購入するとしても…
大きな撮影ボックス自体を購入するよりは、私は費用が安く済みました。